2008年11月30日日曜日

遼クン、史上最年少1億円突破!

カシオ・ワールドオープン最終日(30日、高知・Kochi黒潮CC=7300ヤード、パー72)石川遼(17)は1バーディー2ボギーの73で回り、通算3アンダーの285で13位に入り、史上最年少、17歳2カ月でのツアー年間獲得賞金1億円を突破した 初日から首位の小田孔明(30)が72とし、通算11アンダーでツアー初優勝、賞金2800万円を獲得した。賞金ランク2位の矢野東(31)が7位に終わったため、最終戦を残して片山晋呉(35)の2年ぶり5度目の賞金王が決まった。

2008年11月26日水曜日

遼クン出場大会の中止要求

石川遼(17)=パナソニック=が出場する27日開幕の男子ゴルフ「カシオ・ワールドオープン」の開催コース、Kochi黒潮CC(高知県芸西村)が25日、地雷騒動に巻き込まれた。地元新聞社に「地雷を埋めた」として大会の中止を要求する電話が入ったもので、大会本部は一時騒然。安芸署員らが金属探知機を持って出動する事態となり、最悪の場合、大会中止の可能性も出てきた。 遼クンの顔が凍りついた。この日午前に18ホールの練習ラウンドをこなし、午後からトレーニングの一環としてサッカーで気持ちのいい汗をかいた直後、恐怖の脅迫電話の報を聞いた。 「マジですか? 地雷のことを想像すれば、怖いです。コースが爆発するんですから。もちろん、できるならやりたいですけど、今は何が何でもやりたいという気持ちではないですね。1人でも安全が保証できないなら、やりやすくはないですよね…」 この日午前9時過ぎ、地元の高知新聞社本社に、男の声で「Kochi黒潮CCの場内に地雷を埋めた」と、大会中止を求める悪夢のような脅迫電話が入った。その4時間後の午後1時に大会本部に連絡が入り、場内は一時騒然。ただちに日本ゴルフツアー機構(JGTO)、安芸警察署、主催者、警備会社による緊急会議が開かれた。 高知県警では、同CC周辺に厳重な警備態勢を敷いている点や、取り扱いが極めて難しい地雷という点などから、悪質な嫌がらせの可能性が高いとみている。しかし、「もしも…」の不安もぬぐえない。午後5時30分過ぎから、安芸署の検索班の調査員20人らが中心となり、金属探知機5台を投入して地雷探査を行った。約2時間の探査の結果、異状は見られなかったが、今後もこれまで以上の厳戒態勢を敷くことになった。

2008年11月21日金曜日

1打差に8人ひしめく混戦、石川遼は34位…男子ゴルフ

ゴルフ・ダンロップフェニックストーナメント第1日(20日・宮崎フェニックスCC=7010ヤード、パー71)--4バーディー、ボギーなしで回ったポール・シーハン(豪)が4アンダーで首位発進。 1打差の2位には、鈴木亨、近藤智弘、岩田寛ら7人がひしめく混戦模様となった。 賞金王争い2位の矢野東は1アンダーの13位につけたが、賞金ランクトップで前週も優勝した片山晋呉と大会連覇がかかるイアン・ポールター(英)は2オーバーの46位と出遅れた。 高校生プロの石川遼は1オーバーの34位だった。

2008年11月18日火曜日

A・スタンフォードが今季2勝目!アニカは猛追及ばず2位タイ…

メキシコにあるグアダラハラカントリークラブで開催された、米国女子ツアー「ロレーナ・オチョア招待」の最終日。首位スタートのアンジェラ・スタンフォード(米国)がアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、ブリタニー・ラング(米国)の猛追を受けながらも、ノーボギーと安定したゴルフで首位の座を最後まで守り抜きツアー通算3勝目を挙げた。 スタンフォードは9月中旬の「ベル・マイクロLPGAクラシック」で今季初優勝を果たして以来、1つの棄権を挟んですべての試合でトップ5フィニッシュと絶好調。今大会でもその勢いをみせつけ見事新規トーナメント初代王者に輝いた。 ホステスプロのロレーナ・オチョア(メキシコ)は、初日に1オーバーと出遅れると最後まで波に乗れずトータル4アンダーで14位タイに終わっている。

2008年11月9日日曜日

西武、総力戦で栄冠

新人監督で味わう「日本一」の胴上げ。渡辺監督は「本当に感謝してます。選手には」と声を震わせた。ベンチ入り25人中、19人が出場。なりふり構わぬ総力戦が実を結んだ。 先発西口が2回までに2点を失うと、渡辺監督は3回から第3戦先発の石井一、5回からは第5戦先発の涌井を投入。必死の継投で巨人の強力打線を封じ込めにかかった。西武打線も内海、西村健を崩せなかったが、ようやく5回にボカチカのソロで1点を返した。 そして、8回だった。先頭の片岡が死球で出塁。貴重な走者だったが、果敢に二盗を決めた。栗山が送って1死三塁。相手内野陣は前進守備だったが、中島の打球が真下に向かって反発した瞬間に、緩いゴロになると判断した片岡がスタートを切った。同点。1回に三塁走者で中島の正面の遊ゴロで飛び出し、先制機を逃した失敗を取り返してみせた。 まだ続く。越智の制球の狂いを見逃さず、中村が四球。野田も四球を選んで一、二塁とし、打席には前日大活躍の平尾。6球目のスライダーにバットを放り出すように合わせると、打球は中前へ転がり、中村が巨体を揺らして生還した。足と選球眼と小技。ここでも総力を結集し、1安打で逆転に成功した。 持ち味の長打に頼らず、不利といわれた継投勝負でも最終戦で巨人を上回ってつかんだ栄冠。若い監督に導かれた若いチームにふさわしい、ゴールインだった。